簡単な操作で収支の記録がつけられる家計簿&小遣い帳ソフト。入力画面を1枚のカードに見立て、赤いクリップで束ねたような画面デザインが印象的だ。月別の支出状況をグラフ化する機能や、パソコンやiモードを使って、出先からデータをサーバに登録できる機能を搭載する。「Money Pad DX」は、1日分の収支を一画面で記録していく日計タイプの家計簿ソフトだ。思い立ったときにいつでも記録をつけられる手軽さが特徴のひとつとなっている。起動すると、その日の日付の入力用紙(カード)が表示され、そのまま収支を記録できる。カードの切り替えは「前日」「翌日」ボタン、もしくはカレンダーから日付を指定して簡単に行える。
カードに入力できるのは「費目」(食料費/雑費など収支のジャンル)、「摘要」(費目の詳細)「金額」「メモ」の4項目。費目と摘要は、あらかじめ登録されている項目をプルダウンリストから選べる。あとは金額、メモを直接入力すればよい。入力すると、自動的にその日/月単位のトータル収支が画面右上に表示される。費目や摘要は、ユーザの生活スタイルに合わせて、自由に追加・変更することができる。あらかじめ登録されている費目にはアイコン(「食料費」のトマト、「交通費」の車など)が設定されているが、ユーザが追加登録した費目に対しても、PostPetのおやつ(PACファイル)または16×16のBMPをアイコンとして貼り込むことができるようになっている。
「グラフ」ボタンを押すと、その月1ヵ月分の総収入・総支出・収支計、費目別の合計金額が表示され、支出費目の割合が円グラフで表示される。グラフはシステム手帳サイズで印刷することができるほか、CSV形式でデータを出力することも可能だ。月の締め日は、初期設定では月末日となっているが、任意の日に変更することができる。<p>出先のパソコンやiモードから専用のサーバに接続し、収支の記録を保存できるサービスが用意されており、離れた場所から記録をつけ、あとから「Money Pad DX」に取り込むといった活用が可能だ。そのほか、入力内容の検索や、Windows付属の電卓を呼び出す機能も備えている。