タグ挿入型のHTMLエディタ。「へてむるエクスプロ〜ラ」というファイラが付属し、編集ファイルの選択や削除、ハイパーリンクの挿入など、さまざまな操作が行える。「へてむるライタ〜」は、シンプルで軽快に動作するタグ挿入型HTMLエディタだ。タグの挿入は、関連するコマンドがすべて集められた「タグ」メニューか、ツールバーのアイコンから行える。HTMLの新規作成用としては「HTMLの骨組み」というウィザードがあり、このウィザードで、タイトルや文字色、背景色から、別URLへの自動ジャンプや検索ロボット用の<META>タグ挿入などまで、一括して指定することができる。テーブルやリストもダイアログを使って作成することができる。
一般的によく使用されるタグはあらかじめ登録されているが、「ユーザー登録タグ」として最大20個までを追加登録することが可能。よく使うタグの組み合わせを登録しておけば、複雑なタグも簡単に入力することができる。<IMG>挿入時の「画像サイズの自動取得」や、「相対パスの自動取得」といった便利な機能も備え、タグ挿入型エディタにありがちなわずらわしさを軽減している。
大きな特徴となっているのが「へてむるエクスプロ〜ラ」というミニファイラ。「へてむるエクスプロ〜ラ」では、編集中のHTMLに指定ファイルをワンタッチでハイパーリンクや<IMG>として挿入できるほか、関連付けされたアプリケーションから開いたり、ファイル名の大文字・小文字変換を行ったりできる。さらに、ファイルやフォルダを登録できる「ブックマーク」機能や、「履歴から開く」機能も備え、ファイルへのアクセスのしやすさに対して十分な配慮がなされている。選択範囲内の改行コードへの<BR>の挿入、アルファベットの大文字←→小文字変換といった機能も用意されている。
作成したHTMLは、ブラウザを起動してすぐにプレビューすることが可能。ブラウザはInternet Explorer、Netscapeを含め、3種類まで指定できる。
ファイルは、通常の保存のほかにテンプレートとして保存することもできる。作成したテンプレートを開くと、それをもとにファイルが新規作成されるようになるため、誤ってテンプレートの内容を書き換えてしまう心配はない。
そのほか、メインのエディタ部ではルーラや行番号の表示/非表示の切り替え、文字間や行間隔の指定、フォントや配色などのカスタマイズが可能。変わったところでは、入力文字列を1文字ごとに色を変えてグラデーション風にする機能、上付き/下付きタグを組み合わせてうねった文字を作成する機能も用意されている。ファイル保存時の漢字コード指定や、漢字コードを指定してのインポート/エクスポートも行える。