HTMLの<IMG>タグに画像の横幅や高さ、代替テキストを挿入するための専用ソフト。リンク先の画像ファイルから自動的に画像サイズを取得して挿入できる。テキストエディタでの編集では面倒なこれらの指定を、一括して簡単に行える。Webページに画像を表示する場合に使用する<IMG>タグには、画像サイズを設定するWIDTH、HEIGHT属性や、代替テキストを表示するALT属性の指定ができる。テキストエディタを使ってHTMLを編集する場合、これらの入力には手間がかかるため、ついおろそかになりがちになってしまうもの。このような指定の手間を軽減するのが「縦横幅」だ。
メイン画面は上下二分割されており、上のペインにHTMLファイルを登録すると、下のペインにはそのHTML内で<IMG>タグで指定した画像のリストが表示される。このとき画像リストでは、取得した画像のピクセルサイズ(横幅と高さ)が表示され、さらに「画像の説明」のフィールドで代替テキストを入力できるようになる。あとはファイルを更新すれば、自動的に属性がHTMLに書き込まれる仕組みだ。更新の際には、リスト内の一括更新/選択したファイルのみ更新のどちらかを選択できる。
書き込みには「全く上書きしない」「足りない属性を追加する」「全ての属性を上書きする」の3種類のモードがある。例えば、すでにALTは挿入済みで、WIDTHとHEIGHTを加えたい場合は「足りない属性を追加する」を選べばよい。画像リストでは、サイズの書き込み可/不可、画像ファイルの有無などがアイコン表示されるので、更新したいファイルがひと目で判別できる。
そのほか、HTMLの原文を参照して、ファイルの更新時に大文字・小文字の違いや「" "」の有無を原文に合わせる機能、事前にファイルのバックアップを取る機能などが用意されている。
「縦横幅」へのHTMLファイルの登録はファイル単位で行えるほか、指定フォルダ内ファイルの一括登録、下位フォルダも含む一括登録も可能。いずれもファイルのドラッグ&ドロップなどで簡単に行える。管理するHTMLファイルや画像が多い人には特に役立つソフトだ。