アプリケーションのプリンタ出力を、プリンタからの紙による出力ではなく、画像ファイルとして行えるようにできるソフト。プリンタドライバ形式でWindowsに組み込まれるため、アプリケーションに印刷機能さえあれば、ほとんどのアプリケーションで利用することが可能だ。「Bitmap Virtual Printer Pro.」は、通常のソフトのようにアプリケーションとして動作するのではなく、プリンタドライバとして動作する。そのためソフトの組み込みも、コントロールパネルの「プリンタの追加」で行う。プリンタの追加を行うと、Windowsに「Bitmap Virtual Printer Pro.」のプリンタドライバが追加され、あたかも新たなプリンタを接続したかのように、アプリケーションからこのプリンタを選択できるようになる。
利用方法は、通常のプリンタに出力する場合と変わらない。印刷機能を持つアプリケーションから「印刷」を実行すればよい(すでになんらかのプリンタが接続されている環境では、あらかじめ「Bitmap Virtual Printer Pro.」のプリンタを選択する)。印刷実行時にフォルダ名やファイルの保存形式を設定すれば、指定したフォルダに指定した形式でファイルが出力される、という仕組みだ。
ファイルの保存形式はBMP/JPEG(画質優先/圧縮率優先)/PNG/TIFF(非圧縮/Packbits)の計6種類から選択できる。出力時の解像度(100〜600dpi)、色数、方向も指定できる。用紙サイズは、ハガキ〜A1の中から選択できるほか、任意サイズで指定することも可能だ。複数ページの出力を行う際には、ページごとに別々の画像ファイルが生成される。
プリンタが接続されていない環境はもちろん、印刷プレビュー機能を持たないアプリケーションのプレビュー用などとして、便利に使用できる。