ToDoリストをペースに、ちょっとしたメモや長文のテキスト、ファイルなど、自分にとって興味のある情報を一括して管理することができる“デスクトップ情報集約ツール”。柔軟性に富んだソフトで、使う人によってさまざまな使い方が可能だ。「TaskPrize」は、テキストデータをツリーによって階層管理するソフト。ToDoリストをベースとしているため、ToDo管理のための機能は充実している。アイテムのプロパティでは、開始予定日や終了予定日など6種類の時間属性を設定できるほか、重要度や進捗度なども登録できる。ユーザが自由にプロパティを設定することも可能だ。予定日や進捗度など、さまざまな条件をタブで切り替えて、該当する予定をすばやく確認できるフィルタ機能も備える。もちろんアラーム機能も用意されている。
しかし、ToDo関連のデータだけでなく、テキストデータであれば、どのようなものでも登録・管理できるのが「TaskPrize」の特徴。強力な内蔵エディタを利用して、アイデアプロセッサのように階層化文書作成も行える。データは、内蔵エディタから入力して作成できるほか、既存のテキストファイルをリンクして、あたかも内部文書であるかのように扱うこともできる。
内蔵のエディタは、同じ作者による「K2Editor」をビルトインしたもの。強力な色分け表示機能や日本語整形機能などを備えており、長文のドキュメントやプログラムを作成するのに威力を発揮する。複数の文書タイプを設定することができ、文書タイプの変更によって、文書の種類やプログラミング言語に合わせた設定にすばやく切り替えられる。さらに、プラグイン機能をサポートし、必要な機能をプラグインで追加することも可能だ(Delphi/C/C++のプログラミングの知識があれば、ユーザがプラグインを作成することも可能)。
ファイル管理の機能も強力。ファイルをドラッグ&ドロップすることで関連するファイルをリンクすることができる。「ファイラ」という独自の機能は、エクスプローラ互換のフォルダ管理機能で、作業に関連するフォルダをいくつでも登録できる。ファイルを個別に登録しておかなくても、必要なときに即座にアクセスできる。