ネットワーク対戦にも対応したタクティカルシミュレーションゲーム。カプセルから生まれるユニットを配置して戦う戦略シミュレーションに、カードバトル的な要素を加味している点が特徴。対コンピュータ戦のシングルバトルモードと、ネットワークを介した2人対戦用のネットバトルモードの2種類が用意されている。カプセルグラウンドの戦いの舞台は、6×6のマス目に区切られた比較的小さな盤面だ。双方の陣地にはタワーと呼ばれる動かせないユニットがあり、このタワーをめぐる攻防がゲームの基本となる。ゲームは「作戦タイム」と「行動タイム」を繰り返すターン制で進行する。作戦タイムでは、新たなユニットを配置(召喚)し、すでに盤上にあるユニットの移動地点と攻撃地点を指定する。この指示に従って、双方のユニットが指示通りにアニメーションで行動するのが行動タイムだ。作戦タイムには時間制限があるため、指示はすばやく的確に行う必要がある。行動タイムではユニットの攻撃はスピード値の高いものから先制するため、その点を考慮して戦略を立てなくてはいけない。
ユニットには兵士(歩兵、騎兵、槍兵など)、モンスター(スライム、リザードマン、ゴーレムなど)、アイテム(強化石、加速石、地雷など)があり、それぞれにHP値や効力に違いがある。最初の名前の登録の際、プレイヤーにランダムにカプセルが支給されるシステムになっており、その中から使用するカプセルを20個選択して戦闘に臨む。ただし、戦闘中にフィールドへ召喚できるカプセルは開始時に4個、以後ターンごとに1個ずつランダムに手元に現れるため、思い通りのユニットを好きなときに使用できるわけではない。この点がカプセルグラウンドのポイントだ。
ゲームの勝敗は、どちらかが先に相手のタワーを破壊するか、CP(カプセルポイント:ユニットの配置や相手ユニットの殺害などで増減)を40ためた時点で決する。戦闘終了後には新たにカプセルが支給されるので、手持ちのカプセルをコレクションしていく楽しみもある。
操作はすべてマウスで行う。シングルバトルモードでは、コンピュータの強さを8段階で調節できる。ネットバトルモードは、どちらかのプレイヤーがホストになる形で行う。TCP/IP、IPX、モデム、シリアル接続に対応する。また、戦闘のリプレイモードも用意されている。