MIDI、WAV、音楽CDなど、数多くの形式のサウンドファイルを再生できるマルチプレイヤーソフト。エクスプローラライクな画面構成で、はじめてでもわかりやすく、使いやすい。KbMedia Playerのメイン画面は、左側にフォルダツリービュー、右側に選択したフォルダ内のファイル一覧が配置された、エクスプローラに似た構成。画面上部には、MIDI音源にある液晶を模したようなエリアとファイル情報表示エリアを備えている。ツリービューでサウンドファイルをブラウズしながら再生することが可能で、操作性は高い。
再生可能な形式が多いことが大きな特徴で、MIDI(MID/RMI/RCP/G36/R36)をはじめ、WAV、Windows Media Audio、MP3を含むMPEG Audio、RealMediaなど、拡張子換算で50種類以上のサウンド形式に対応する(再生にDLL等が必要な形式も含む)。サウンドファイルはメイン画面下部の「Mediaエクスプローラ」によって検索する。再生したいファイルのダブルクリックでそのファイルを演奏リストに登録し、登録順に再生する、というのが基本的な操作だが、ランダム再生やメドレー再生、単曲リピート再生などのほか、クロスフェード再生も行える。液晶画面を模した表示エリアは、MIDIファイルの場合は各チャンネルの出力状態を表示し、それ以外の形式の場合はスペアナ表示となる。
サポートするファイル形式の中にはAVI、Windows Media Videoなどの動画ファイルも含まれる(動画部分は別画面で表示される)。動画ファイルに含まれる音声部分だけを再生することも可能だ。また、LZH/ZIP/RAR/CABなどで圧縮されたアーカイブファイルに含まれるサウンドファイルを直接指定して再生するといった操作も行える。
そのほかにもSherryWRD機能やスキン対応など、搭載された機能は豊富。基本的な操作は簡単に行えるが、ユーザがカスタマイズ可能な設定項目も数多く用意されており、上級者のニーズにも応えてくれる。