ベクターソフトニュース - 2000.11.29 |
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Lhaca デラックス版 Ver.1.07
ドラッグ&ドロップによるシンプルな操作性と多機能を両立させたアーカイブソフト ■Windows 98/95/NT ■フリーソフト |
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パソコンライターの例に洩れず、筆者にとってもアーカイバは必需品である。圧縮/展開(解凍)操作もファイル管理の一環として捉えているので、エクスプローラと一体化するシェルエクステンションとして使えるようなものが好みだ。また、仕事柄、オンラインソフトのアーカイブの中からドキュメントだけを抜き出して読んだり、編集部に渡す前の原稿や図版を急遽差し替えたりといったことが起きるので、アーカイブ内の一部のファイルだけを操作できるものが望ましい。そういう観点からするとドラッグ&ドロップで操作できるアーカイバは、他人に勧めることはあっても、自分が積極的に使うものではなかった。
その点、この+Lhaca デラックス版はふだんはドロップ即圧縮または展開という簡単操作ですみ、必要とあればキーボードとのコンビネーション操作でアーカイブ内のファイルも個別に操作できるため、機能面ではかなり満足できるものになっている。特に気に入っているのは、ドロップ時にポップアップメニューを表示できる点。あらかじめよく使うフォルダを登録しておいてポップアップメニューから簡単に選べるので、ファイルの種類に応じてアーカイブファイルの作成場所をいろいろ変えると筆者にとってはとても便利だ。 基本的な圧縮/展開以外はキーボードとのコンビネーション操作という点が気になる人もいるだろうが、このデラックス版単独で評価するのでなく、あくまでもベーシックな0.7系の上位版と考えればそう違和感があるわけでもない。 欲をいえば、あまり変更する必要のない上級者向けオプションとはいえ簡単に呼び出せるに越したことはないし、アーカイブファイルを作成するとき元のファイルを削除できるオプションがあるともっとうれしい。 なお、+Lhacaシリーズとは別に、対応DLLが必要なものの、よりファイルサイズを小さくし多くの圧縮形式に対応させた「ArchIt」もある。 (福住 護)
《スクリーンショット》 LHAやZIP形式以外にも多くの形式に対応する 《スクリーンショット》 【Ctrl】キーを押しながらドロップすれば圧縮ファイル内の操作も可能 《スクリーンショット》 上級者用オプションでは圧縮率などの指定もできる 《スクリーンショット》 ドロップ時にメニューを表示して圧縮/展開(解凍)先を選ぶこともできる 【作 者】 村山 富男 さん 【作者のホームページ】 http://sapporo.cool.ne.jp/murayama/ 【補 足】 11月28日現在の最新版はVer.1.08。作者のホームページからダウンロードできる |
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