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ベクターソフトニュース - 2000.03.04 |
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Wander Park Ver.2.04.3004
通信対戦も可能なゲーム感覚のタイピング練習ソフト ■Windows 95 ■フリーソフト |
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用意されているモードは「習得」「測定」「速打」「定列」「通信」の5種類。 「測定」モードは、1分間に何文字打てるかを測定するもの。画面に表示される英単語を次々と入力してゆくと、入力した文字数、単語数、ミスタイプ数のほか、1秒間の平均タイプ速度が表示される(作者のホームページ に結果を登録して他のユーザとランキングを競うこともできる)。 「速打」モードは、シューティングレンジ(射撃場)を思わせるような画面が表示され、不意に現れた文字を瞬時に認識してミスなく打ち込む。射撃音のような効果音とあいまって、まさに「早撃ち」感覚だ。最初は短い単語から始まるが、ひとつクリアするたびにレベルアップし、みるみる厳しくなってゆく。 「定列」モードでは、アルファベットのAからZ、26文字のタイプ速度をミリ秒単位で測定する。単純なゲームだが、意外にハマる。 そして、Wander Parkの最大の“ウリ”である2人対戦の「通信」モード。ネットワーク接続したパソコン同士で通信対戦をして入力した単語数を競う。ランキングなどで間接的に勝敗を競うのではなく、友人、知人と直接対戦して速度を競い、結果も直ちに判明するため、非常にエキサイトする。お互いのIPアドレスを指定して接続し、ゲームレベルを3段階から設定したらゲーム開始だ(レベルが高いほど、出題される単語の文字数が多くなる)。対戦中、プレイヤーは画面に表示される(対戦相手とは異なる)単語を入力して速度競うが、特定の条件が成立すると、一方のプレイヤーから対戦相手にオリジナルの文字列を送りつけて相手のタイピングを妨害することもできる。大文字や小文字、記号などを混ぜた文字列を送りつけて相手のタイプミスを誘えば効果的だ。チャット機能もある。 このほかに、タッチタイプに慣れるための入口として「習得」モードが用意されている。このモードでは、アルファベット26文字を順番に打ち込むなど、比較的簡単問題が出題される。 なお、入力方式はローマ字のみで、カナ入力には対応していない。 ●
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単なるタイピング練習ソフトというよりも、むしろゲームソフトといった感覚のソフトだ。どのゲームもルールは非常にシンプルなのだが、かえってそのぶん熱中しやすく、ハマリやすい。ゲームの部分に変に凝りすぎると、人によって好みの差が大きくなったり、タイピング練習ソフトとしては使いづらくなることがあるので、この点は好感が持てる。とりわけ「速打」は、そのデザインとアイデアがおもしろく、個人的に気に入っている。
通信対戦ができるのもおもしろい。通常のゲームではよく見る機能だが、これをタイピング練習ソフトに取り入れるというのはなかなか優れたアイデアだ。対戦のレベルを3段階から選べたり相手のタイピングを妨害する機能があったりするのも、ゲーム感覚で非常に楽しい。 (秋山 俊)
《スクリーンショット》 わかりやすいオープニング画面。画像を2種類から選択できる 《スクリーンショット》 習得の画面。画面に表示されたキーボードを見ながら入力して、タッチタイプに慣れるのが目的 《スクリーンショット》 インターネットランキングに登録も可能な測定モード 《スクリーンショット》 速打では、キーボードに指を置き、すばやく文字を入力する 《スクリーンショット》 アルファベットの入力速度をミリ秒単位で計測する定列モード 《スクリーンショット》 通信モードでは対戦相手に文字列を送って妨害することもできる。 【作 者】 風舞 光 さん 【作者のホームページ】 http://www3.famille.ne.jp/~str/ 【動作に必要なソフト】 VB 6.0(SP3)ランタイム |
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