●シェアウェアの送金
ここでは、シェアウェアの送金方法についてご説明します。
シェアウェアを使うときは、それが値段の付いたソフトであることを
忘れないでください。継続して使用する場合、代金を支払う必要があります。※このページは『PACK for WIN 1999年前期版』『PACK for MAC 1999年前期版』
掲載記事を元に、一部加筆・訂正したものです。
《1.継続して使用する場合は代金を支払う》
シェアウェアを使用する場合、試用期間が過ぎてもまだ使いたい気持ちが残っているなら、必ず代金を支払ってください。それは作者に対するマナーであると同時に、シェアウェアを使う上での義務です。これができない人にシェアウェアを使う権利はありません。最悪の場合、著作権法違反で訴えられても仕方ありません。
試用期間は個々のソフトによって異なります。添付ドキュメントやソフトを起動したときの画面表示、あるいはヘルプファイルなどで確認してください。期間について明記されていない場合は2週間程度を目安にしてください。試用の結果、「使わない」と判断したときは、ハードディスクから削除してください。
シェアウェアの価格や支払い方法は、添付ドキュメントあるいはヘルプファイル、起動画面などで確認できます。
《2.シェアウェアの価格》
シェアウェアの価格は、いくらぐらいなのでしょうか。下表は、NIFTY SERVEの送金代行システムに登録されていた2,633本のシェアウェアについて調べてみた結果です('96年5月調べ)。表から分かるように、10,000円を超えるものはほとんどありません。全体の90%は5,000円未満で、1,000円未満のものが40パーセントもあります。平均すると1,800円ほどで、シェアウェアは決して高いものでないことが分かります。
シェアウェアの価格
(NIFTY SERVEの送金代行システムに登録されたもの。'96年5月時点)
10,000円以上(最高39,000円) 15件 1% 5,000円〜9,999円 176件 7% 2,000円〜4,999円 672件 26% 1,000円〜1,999円 760件 29% 500円〜999円 776件 29% 499円以下 234件 9% TOTAL 2,633件 平均 1,831円
《3.送金の方法》
日本国内で作られたソフトや、海外のものでも日本に代理店や代理人がいる場合は、ほとんどが次の方法のいずれかで送金できます。 (「送金」のことを「登録」「レジスト」ということもあります)
- ベクターのシェアウェア送金代行システム
- 銀行振込
- 郵便振替
例えば、EditHTMLの場合は1〜3の方法で送金できます。米国に送金する必要がある場合は、一般に次の方法のいずれかで送金できます。
- クレジットカード支払い
- 郵便局の「国際送金サービス」
- 銀行で「海外送金用小切手」を作成して送金
- CompuServeの送金代行システム
どの送金方法が使えるかは個々のシェアウェアによって異なります。ソフトに添付されたドキュメントで確認してください。
■ベクターのシェアウェア送金代行システム
ベクターのシェアレジは、インターネットでクレジットカードを使って支払える送金方法です。インターネットのメールアドレスとクレジットカードさえあれば、送金は自宅からでも、あるいはオフィスや旅行先からでも、いつでも簡単に行えます。
しかも「送金と同時に解除キーをメールで発行」「二重送金ミスを予防」「5年以内なら解除キーの再送付も可能」といった、ほかの送金サービスにない特徴を持っています。
シェアレジで送金できるソフトには「シェアレジ作品番号」と呼ばれる番号がつけられています。この番号はソフトのドキュメントなどで確認してください。
また、シェアレジで送金できるソフトには、ファイルリストの一覧でシェアレジマークがついています。また、ソフトの詳細ページや作者のページにについているシェアレジマーク(図)をクリックすれば、シェアレジのお支払いページに直接飛ぶことができて便利です。
シェアレジの詳細や利用方法、シェアレジの特徴についてはシェアレジのトップページ、またはプロレジ・シェアレジ ショッピングガイドをご覧ください。
図:シェアレジマーク
■銀行からの送金
添付CD-ROMの袋の中に振込用紙が入っていますので、必要事項をあらかじめ記入して銀行に行けば、簡単に送金できます。送金手数料は銀行によって異なるので、窓口で確認してください。
■郵便局からの送金
国内送金の場合は、添付CD-ROMの袋の中に振替用紙が入っていますので、必要事項を記入して郵便局に行けば簡単に送金できます。振替料金は以下に示す通りです。
郵便振替料金(払い込み)
送金額 通常払い込み 電信払い込み 10,000円以下 70(60)円 210円 10,001円〜100,000円 120(110)円 340円 100,001円〜1,000,000円 220(210)円 600円
※( )内は郵便振替自動受付機を利用する場合およびMTサービスの取扱いをする通常払込料金海外への送金は、比較的大きな郵便局でのみ取り扱っています。小さな郵便局では扱っていないこともあるので、事前に問い合わせてみてください。以下に示すように、受取人(受取会社)の口座あてに送金する方法と、住所あてに送金する方法とがあります。
郵便局の国際送金サービスの手数料
送金額 相手口座へ(払込み) 口座から口座へ(振替) 住所あて(通常現金払い) 為替証書の作成のみ(米国宛のみ) 100,000円以下 700円 金額に関係なく一律400円 1,000円 500円 100,001円〜200,000円 1,000円 1,500円 1,000円 200,001円〜500,000円 1,500円 2,000円 1,500円 シェアウェアのドキュメントに郵便振替口座が記載されていれば、口座あてに送金してください。送金額が100,000円以下ならば手数料は700円です。あなた自身も郵便振替口座をお持ちの場合は、送金額にかかわらず、手数料は1件につき400円になります。
相手の口座が分からない場合は住所あてに送金します。送金手続きをすると、郵便局が為替証書を作成して相手の住所に郵送してくれます。送金額が10万円以下なら手数料は1,000円です。送金先が米国なら、為替証書を受け取って、あなたが郵送することもできます。この場合の手数料は500円安くなり、送金額が100,000円以下なら手数料は500円です。
郵便局からの国際送金は、銀行からよりも手数料が安いのでお勧めです。海外送金を扱っている郵便局には、サービス案内のパンフレットが用意されています。
■クレジットカードによる送金
クレジットカードによって送金のできるシェアウェアの場合、ドキュメントの中にオーダーフォーム(注文書)が入っていることが多いようです。オーダーフォームの形式にしたがって、氏名、カード番号、有効期限などを書いて、サインをして、郵送またはファクシミリで送ります。