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ソフト詳細説明

税理士をやっていると、お客様から、簡単な給与明細書はないか、相談されることもあります。
給与ソフトでは、残業、深夜残業、所定労働時間が深夜だったり、休日労働や休日深夜労働などさまざまな労働時間があります。労働基準法上さまざまな割増率が定められている以上、それらに対応できなければ給与ソフトとしては失格ですが、一般企業でこれら全部が必要でしょうか。ほとんどの場合、深夜労働はなかったり、休日に出社した経験がないとか、企業に合わせて給与明細書を作ればパターンが少ない分、操作は楽なはずです。

このような観点から、改変のしやすい給与明細書を作成しました。

ただ、簡単に式を作ろうと思っても、源泉所得税は、簡単な式ではありません。
この部分は、ユーザー定義関数で計算させることにしました。ユーザー定義関数で求められる税額は月額表による甲欄と乙欄の金額、賞与に対する甲欄と乙欄の金額です。「電子計算機等を使用して源泉徴収税額を計算する方法」の税額ではありません。したがって、手計算した税額の検算にも使えます。

作成したユーザー定義関数は、次のとおりです。

月給甲欄源泉(扶養人数, 社保控除後金額)
月給乙欄源泉(扶養人数, 社保控除後金額)
賞与甲欄源泉(扶養人数, 前月社保控除後金額, 当月社保控除後金額)
賞与乙欄源泉(扶養人数, 前月社保控除後金額, 当月社保控除後金額)

全て、求める値は、源泉所得税額です。

一応、計算式は設定しましたが、改変して使用することを考えているため、保護していません。各人あるいは毎月等の集計は、集計ページを作り、各シートのシートとセルを指定し集計ができるようにしました。このシートのみ、シートの保護をしてありますが、保護にパスワードの設定はしてありません。ある程度の知識が必要ですが、改変しても構いません。

動作環境