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『日めくり』というのは、要するにカレンダーの一種なのですが、通常のカレンダーでは、1枚に一ヶ月または二ヶ月分の日付が書かれているのに対して、『日めくり』は1枚が1日分となっているのが最大の特徴であり、名前の由来でもあります。つまり、365枚の紙に、1月1日から12月31日までの日付が1日づつ印刷されているわけです。
最近はあまり見掛けなくなりましたが、昔は年の暮れになると酒屋とか米屋などが得意先に配ってくれたもので、各家庭で茶の間の柱などに掛けられていました。
たいてい、家族揃って朝御飯を食べる時などに、母親が『さ、XXちゃん、日めくりをめくってくれる?』『はーい。おかあさん。』ビリビリ・・『どうもありがとうあら、もう今月も30日なのね。お米屋さんの集金があるからお金を用意しておかなくちゃ・・。さぁ、朝御飯いただきましょ。』『はーい。いっただっきまーす!』と、ちょっとワザとらしいですが、まぁこのように、一日の始めに日付や曜日を確認するセレモニーとして使われていたわけです。
何かの拍子で何日かめくり忘れる様なことがあると、気づいた時に何枚かまとめてめくるわけですが、これがまた子供心になぜか嬉しいんですね。
『おっ、日めくりが溜まってるな。そろそろまとめてバリバリっとやってやろうっと。』などとタイミングを見計らっているわけですが、そんな時弟などが黙って先にめくってしまったりすると、ケンカになったりします。
お年寄りがいるような几帳面な家庭では、日めくりをめくり忘れるというようなことは無く、町内の寄り合いや老人会の旅行などの予定を、余白に書いておくことで、立派なスケジューラの役割も果たしていました。
この【日めくりスケジューラ】は、そんな懐かしく機能的だった日めくりを、パソコンで再現してみたものです。
紙の日めくりは、破ってしまったものは風呂の焚付け位にしかなりませんが、パソコンの場合はそこはそれ、破ったはずの日に戻すことだってチョチョイのチョイと出来てしまいます。
また、毎週木曜日は資源ゴミの回収日などという繰り返しの予定を一発で登録しておき、その日が来ると表示するというような芸当もパソコンならば楽々可能なわけです。
いまどき、紙の日めくりを買ったって、おそらく1000円以上はすると思いますが、この【日めくりスケジューラ】は、1000円で20年以上使える優れものです。
試用中の機能制限無し
ソフト名: | 日めくりスケジューラ |
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動作OS: | Windows 95 |
機種: | 汎用 |
種類: | シェアウェア :1,000円 |
作者: | 渡辺 多美夫 |