instspeedfan452.exe ( Filesize: 3,086,696 )
システムの温度に応じてファンの速度を変化させることが可能なハードウェアモニタリングソフトです。CPU、ハードディスク、ビデオカード、電源等に取り付けられたファンの回転数をコントロールすることで、冷却と静音という相反する目的を両立させることを可能とします。PCのファンの音の大きさに悩まされている人、とりわけハイパワーマシンを自作している人にとっては欠くことのできない定番のツールです。
ファンの回転数の調節だけでなく、CPU/GPU/ハードディスクなどの温度、コア電圧、CPU使用率、チップセット/DIMM情報、クロック周波数などの各種情報を表示する機能も備えています。クロック制御の自動化、ハードディスクのS.M.A.R.T.情報の表示、温度/ファンの回転数/電圧の変化の折れ線グラフ表示も可能です。
本来は英語版のソフトですが、日本語にも対応しています。インストール後、本ソフトを起動して、OptionのLanguageでJapaneseを選択することで、表示を日本語化することができます。
なお、本ソフトはその性質上、すべてのPCで使えるというわけではなく、使用しているマザーボードによってはまったく使用できないか、一部の機能のみ使用可能という制限がつく可能性があります。また、本ソフトを使用するにあたっては、それなりの専門知識も必要です。かなりわかりやすく作られているとはいえ、どちらかといえば自作派の人向けのソフトなので、その点は注意が必要です。
ファンのコントロールは設定ウィンドウの温度タブとスピードタブで行います。スピードタブではファンごとに回転数の「最小値」と「最大値」をパーセントで指定できます。温度タブでは「要求」と「警告」の二つの温度を設定します。「要求」で設定した温度以下のときファンは「最小値」で回転し、それを超えると「最大値」で回転して温度を下げようとします。「警告」の温度を超えるとファンの回転は100%となります。これにより、温度の低いときはファンの回転を落として静音動作させ、温度が上がったら高速回転させて冷却能力を高め、システムを熱から保護する仕組みです。
マザーボードが対応さえしていればファンコントローラなどのパーツを追加することなく、ファンの回転速度を手軽に調整して静音化できる、とても便利なソフトですが、ファンの回転数を落としすぎて、システムをダウンさせないよう、設定はくれぐれも慎重に行いましょう。
ソフト名: | SpeedFan |
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動作OS: | Windows 10/8/7/Vista/XP/Me/2000/NT/98/95 |
機種: | IBM-PC |
種類: | フリーソフト(寄付歓迎) |
作者: | Alfredo Milani Comparetti |