ソフト詳細説明

愈々、心不全の老齢期をすごしていますが、最近、40歳代の働き盛りの方が突然の心不全で亡くなるのが増えていると聞きます。私のような年寄りの心不全死亡はあたりまえのことですが、若い方の心不全死亡は大変不幸なことです。心臓の異常を早期に発見していれば、早期有効治療により健常生活が続けられるものです。今回の看護数式は、ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチドBNPによる心臓の元気度を知る学習です。BNPは心臓から分泌されるホルモンの一種で、心臓の機能低下を早期に反映し、心不全の重症度に応じてその血中濃度が上昇することが知られています。血中BNPの測定は、血液検査により心機能が推定出来る唯一の検査で、極めて軽度のうちから心臓の異常が分かるため、心臓の専門医だけでなく一般の内科医や健診・ドックでの利用が拡大しており、海外でも広く使われています。 心不全は急性心不全と慢性心不全に分類される。急性心不全は心臓ポンプ機能低下を代償する時間的余裕がない病態で起こり,心不全症状が数時間から数日の経過で急速に出現するものをいいます。これには心原性肺水腫,心原性ショック,慢性心不全の急性増悪の 3 病態が含まれるものです。慢性心不全とは私のような高齢者の心臓が長期の経過で徐々に心ポンプ機能が低下し,末梢主要臓器への酸素需要に見合うだけの血液量を拍出できない状態をさすものです。肺または体静脈系にうっ血をきたし,身体活動能力が低下する。夜間呼吸困難,静脈怒張,湿性ラ音,心拡大,ギャロップ,下肢の浮腫,夜間咳嗽,労作での呼吸困難,肝腫大,頻脈などが出現するものです。また致死的不整脈が現れ,その一部は突然死します。全ての心・血管病の終末像で,その生命予後は極めて悪いものです。最近,収縮能は保たれているが心不全症状を呈する患者が慢性心不全患者全体の 1 / 3 程度を占めることが明らかとなっています。その原因として拡張能の低下が注目されています。慢性心不全の原因が収縮能低下か拡張能低下により治療戦略が異なるため,病態を的確に診断することが重要となっています。 [キーワード] 起座呼吸,頸静脈怒張,全身浮腫,体重増加,BNPと知られています。

動作環境

ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチドBNP心臓元気度判定の対応動作環境
ソフト名:ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチドBNP心臓元気度判定
動作OS:Windows XP/Me/2000/98
機種:汎用
種類:フリーソフト
作者: 原 系之助