KI_TRIAL.LZH ( Filesize: 6,476,335 )
KI工法とは大工棟梁黒田重義氏の開発した工法で「木の突っ張り」「鉄の引っ張り」の特徴を巧みに生かした技術で、格子状に組んだ上弦材及び下弦材の各格子間に「圧縮」に強い斜材をはさみこみ、重力荷重に強いスペース床を作成し実用に供している。
又その強度については1993年に三重大学生物資源学部での実験により確認されている。
KI工法については、理工学出版 黒田重義著「大工力(だいくりょく)」を参照してください。
KI_Trussは本工法を支援するために作成した計算コードで次の4っの部分から構成される。
(1) KI工法のデータ作成法
(2) 構造解析のためのデータ指定
(3) 有限要素法による構造解析
(4) 構造解析の結果の表示
KI_Trussは本来KI工法で作成する基本構造のパース図を描くために開発されたが、黒田氏の要請により有限要素法を用いた構造解析を行うことも出きるよう大巾な改造を加えた。
有限要素法の計算コードは、丸善発行 藤谷義信著「パソコンで解く骨組の力学」に記載されている構造解析コードStatb.forを著者及び丸善?の好意で利用させて頂いている。
KI工法におけるトラス構造は使用部材数が1000〜3000と非常に多く上記コードの制限を大幅に超えておりこのため、ソースプログラムの原型を損なわないように注意して改造し、使用部材を3000まで計算可能としている。
プログラムの改造ミスのチェックを兼ねて、同じく丸善発行 藤谷義信他著 「パソコンで解く骨組の静的・動的・弾塑性解析」の入力データも作成できるようにしている。
KI_Trussの特徴は
(1) データ入力方法として次の3種類を選択できる
? KI基本ユニットから選択する
? 簡単な手書入力をサポートしている
? 自由に設定できる軸マクロ、床マクロを提供している
(2) 入力されたデータを次の形式に変換することができる
? 軸モデルとしてのアイソメデータ
? 海文堂発行 L.アンメーラール著(岡島正夫訳)「超軽快3次元ドローイングWim3D」用の3次元データ
? パース結果を市販のCADソフトに読込ませるための2次元DXFデータを作成できる
(3) 3次元空間に対応した節点命名法を用いる
全ての節点名をそのXYZ座標位置からX00Y00Z00〜X99Y99Z99なる固有名称を設定する
入金確認後KI_Truss ver 2.0 のインストールディスク及び取扱説明書等を含むCD_ROMを送付する。
本書に無料添付されている無料体験版KI_Trialとの相違点は
(1) 体験版で構造解析に使用できる節点総数と部材総数を取扱説明書の第1章の例題が計算可能な最大節点数350、最大部材数1200に制限してある。
(2) 体験版取扱説明書はシェアウエア版の目次及び第1章のみ抜粋した。
(3) 体験版は削除が完全に実行できるよう、同一ディレクトリーに展開した
(4) いずれの版もコピープロテクト等は施していない。
ソフト名: | KI_TRUSS |
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動作OS: | Windows 2000/98 |
機種: | 汎用 |
種類: | シェアウェア :5,000円 |
作者: | 井爪 昭忠 |