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ソフト詳細説明

FAT ORGANIZER : FORG.EXE はFAT(File Allocation Table) [*1] が不連続に
なっているﾃﾞｨｽｸに対してｸﾗｽﾀ単位でﾃﾞｰﾀを移動することにより、すべてのﾌｧｲﾙ
を連続したｸﾗｽﾀに割り当てます。
例えば、A,B,Cの3個のﾌｧｲﾙが、

AAABBCACCCB

のように、ﾃﾞｨｽｸ上にある場合、FORGはこれを整列して、

AAAABBBCCCC

と再配置します。 このとき、 ﾌｧｲﾙB,C の先頭 ｸﾗｽﾀ が変更になりますので、
ﾃﾞｨﾚｸﾄﾘｴﾝﾄﾘに記録されているその値を変更します。

このような、ﾌｧｲﾙの再配置によるFATの連続化は一般に次のような意味がある
と言われています。

1) ﾌｧｲﾙ の削除、 追加等により ﾌｧｲﾙ の配置がとびとびになっていると、
ﾃﾞｨｽｸのｱｸｾｽｽﾋﾟｰﾄﾞを低下させるため、これを改善する。

2) 削除ﾌｧｲﾙを復活するﾂｰﾙ等では、連続したFATであるほど復活する可能性
が高い。

実際には、 現在のように高速なHDが普及してくると、1)については目立って
速くなるという程でもないようです。また、MSDOS ver5 の普及にともない、付
属のMIRRORｺﾏﾝﾄﾞを常駐させておくことによりﾌｧｲﾙ復活の確率はとびとびの FAT
でも高くなります。 その意味で、2)の方もMIRROR常駐時にはさほど大きな意味
を持たないようです。
とはいうものの、やはりﾃﾞｨｽｸの中身がきちんと整理されていると気持ちのよ
いものです。また、MIRROR常駐でない場合には、 万一のときには復活の可能性
を高めてくれます。 市販ﾂｰﾙにも、ﾌｧｲﾗｰ、ﾊﾞｯｸｱｯﾌﾟとともに提供されているこ
とが多いようです。

動作環境