prolog69.lzh ( Filesize: 44,887 )
今回も, ソースファイルは同梱していません。プログラムの構成はバイタ
ル・サインから高血圧と診察された患者への初期段階の投薬のアドバイザ
ーを構想したものです。80歳近くなって突然に高血圧を宣告され,その
薬剤を服用しはじた4年前を思いだした時,医療の世界はまったくの無知
文盲でありましたが,降圧剤を服用したニガイ?経験からこんなものを整
理をすることになりました。
この作品も無知識であった医療を理解するために作成しました。エキスパ
ート・システム作成には知識の表現,推論,知識獲得の3つの基本項目の
プログラミィングがあります。これまでの学習では知識表現をAI技法に
照らすという意識はありませんでした。
今回は,ミンスキー教授の開発した知識を枠組み(フレーム)の中に納め
るという理論を相当に意識してみました。と申しますのは,この4年の間
に高血圧という疾病の知識が増えたものですから,それを集合させ,それ
らを階層的に表現して,それより知識を獲得するのがよさそうに思えたか
らです。しかし,それは患者の立場の知識ですから底の知れたものです。
フレーム理論を特別に学習したわけでないのですが,昨年1年間にCIARI
SIGにおいて稚拙な PROLOGソフトを発表しているうちに,AI用プログラ
ム言語である構造をやっと認識するようになりました。AI学習を知識工
学アプローチからでなく,実体験の事例まとめからPROLOGの言語構造を次
第に覚えはじめたというわけです。いまあらためてAIブームのときに発
刊された図書類を読み返してみますと,知識処理の流儀を多少理解できる
ようになってきたのです。ソースはまだ未成熟なものですから公開は後日
発表の他の事例で行いたいと考えています。
ソフト名: | 高血圧剤の初期投薬アドバイザー |
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動作OS: | MS-DOS |
機種: | PC-98 |
種類: | フリーソフト |
作者: | 原 系之助 |