ソフト詳細説明

 この曲の本当の第一稿には,1966.8.16.〜の日付が書かれています。当時ミサ曲に凝りました。直接のきっかけは、シューベルトのミサ曲第6番の変ホ長調を聴いたことだったと記憶しています。GLORIAとANUS DEI、ことに後者は、高校生だった私には、空恐ろしい感動を与えてくれました。もともと宗教的な背景のないというよりは無神論者の私は、この曲のなかから、人間の魂の叫びを聞いたような気がしました。このANUS DEIには、神を誉め称えるというよりは、神の喉元に迫っていくような強烈な心の叫びがありました。
 とうとう自分でも合唱を書いてみたいと思い立って、ちびた鉛筆片手になんにもない間借りの四畳半で書き始めたのが、この曲の原型に当たるKYRIEでした。たった3行のラテン語  
          Kyrie   eleison
          Christe eleison
          Kyrie   eleison

の短さにも惹かれ(^^;たわけですが未完でおわりました。今回それを改めて取り上げ、とにかくまとめてみようと思い立ちました。

 「祈り」の第一部は当時書きかけた音楽のまま(ただし楽器編成などは手直ししましたが)、第2部は新たに作った部分、第3部は、当時の音楽をかなり手直したものという案配です。第2部ははじめ考えてなかったんですが、CLAのりぶんさんやShigeさんのさりげない(^^;圧力もありまして作ってしまいました。おふたりには感謝です。やっているうちにどんどん長くなりそうになってきたのであわてて打ち切ったのですが、今度は第3部にかける時間が足りなくなってやっつけになってしまいましたあ。でもとりあえず第1稿という事でUPさせてもらいました。

動作環境

オルガンと合唱とオーケストラのための「祈り」の対応動作環境
ソフト名:オルガンと合唱とオーケストラのための「祈り」
動作OS:汎用
機種:汎用
種類:フリーソフト
作者: さすらい