ベクターソフトニュース - 1999.12.01 |
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SaverEdit Ver.1.5
多彩なファイル形式をサポートした、簡単操作のスクリーンセーバ作成ソフト ■Windows 98/95/NT ■シェアウェア |
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表示要素としてBMPなどの画像や文字に加え、動画や音声などが利用できる。さらに、背景画を追加したり、時計表示を行うことも可能だ。キーフレームに素材を配置し、動き方を指定するといった基本的な操作が、ドラッグ&ドロップやダイアログへの入力ですむのでわかりやすい。 スクリーンセーバを作成する際、まず考えなければいけないのは「どのような画面解像度のスクリーンセーバを作るのか」という点だろう。「SaverEdit」で作成できるスクリーンセーバはDirectXに対応しているため、普段使っている解像度とスクリーンセーバの解像度を別々に設定することができる。つまり、普段は1024×768ドットの画面で使っている場合でも、スクリーンセーバが起動したときだけは640×480ドットに画面解像度を変更する、といったことが可能だ。 画面内に表示される各パーツは、ツールバーから選択してスクリーンセーバ要素として追加できるほか、(画像ファイルなどの)アイコンをドラッグ&ドロップで画面内に落とすことでも追加できる。これらのパーツの動きは、「キーフレーム」と呼ばれる要所要所での位置登録によって自由に定義できるのに加え、「画面内を飛び跳ねる」「雨のように右上から左下へ降る」など、あらかじめ設定された計8通りの動きパターンの中から選択することもできる。独自に動きを定義した場合、そのオブジェクトの編集中は画面に動きの軌跡が表示されるため、編集しやすい。 使用可能な画像形式としてBMPのほか、GIF、JPEGをサポート。また、DirectX Mediaにも対応しており、AVIやASF、MPEGなど6種類の動画形式、4種類のサウンド再生もサポートする。生成されるスクリーンセーバはWindows標準のSCR(スクリーンセーバファイル)形式のほか、連続したBMPファイルとしても出力できる。 配布アーカイブにはサンプルのスクリーンセーバが1本同梱されており、作者のホームページ にはチュートリアルのページが用意されているので、実際にスクリーンセーバを作成する際の参考になるだろう。また、作者のホームページ からは、著作権フリーのCGデータをダウンロードできる。 ●
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数あるパソコンソフトの中でも、スクリーンセーバは根強い人気を持つジャンルだ。決して派手な存在ではないが、誰でも使っているソフトのひとつと言っても過言ではないだろう。「SaverEdit」は、このスクリーンセーバを自作することのできるソフト。ソフトの操作性は、いわゆるマルチメディアオーサリングソフトに似ており、こうしたソフトを利用した経験がある人なら、違和感なく使いはじめることができるだろう。簡単な操作で、かなり高機能なスクリーンセーバが作成できる。あとは、あなたのアイデア次第だ。
(天野 司)
《スクリーンショット》 画面の縮小表示もできる。画面外へ移動したりするオブジェクトの編集も可能 《スクリーンショット》 移動タイプは、8通りのプリセットパターンの中から選択することもできる 《スクリーンショット》 日時の挿入も簡単 《スクリーンショット》 完成したファイルは通常のSCRファイルとなる。スクリーンセーバのオプション画面はこのようになる 【作 者】 野口 哲男 さん 【作者のホームページ】 http://www04.u-page.so-net.ne.jp/qa2/unfo_nic/ 【動作に必要なソフト】 DirectX Mediaを含む DirectX 【レジ作品番号】 SR014421 【補 足】 試用期間中は作者登録や拡大縮小など、一部機能制限がある |
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上で紹介したソフト(およびその関連ソフト)のソフト詳細ページにジャンプします。ソフト詳細ページからリンクされたダウンロードページでソフトをダウンロードできます。ソフト詳細ページには、作者データページへのリンクもあります。
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