優れた操作性と管理機能が特徴の画像ビューア。スライドショウや簡易画像加工などの機能も備える。「Mview21.net」は、パソコンに保存された画像を閲覧するための画像ビューア。わかりやすいデザインの画面で、はじめてでも直感的に操作できる。マウスジェスチャ機能や、カスタマイズ可能なキーボードショートカット機能などもあり、快適に使うことができる。対応する画像形式はBMP/JPEG/GIF/PNG/TIFF。JPEG 2000形式のファイルを読み込むことも可能だ。
画像の読み込みはファイル/フォルダ単位で行える。メニューからの読み込みのほか、メイン画面またはデスクトップアイコンへのドラッグ&ドロップにも対応する。フォルダ単位の読み込みでは、サブフォルダを対象にするかどうかを指定することが可能。指定されたフォルダを監視し、フォルダ内容に変更があった場合に、自動でリストに反映させる機能もある。ドラッグ&ドロップでファイル/フォルダを読み込んだ場合は、
- すでにあるリストを破棄して、新規リストを作る
- ドロップされた画像をリストに追加する
- 表示中の画像とドロップされた画像を差し替える
- ドロップされた画像を表示中の画像の直前に挿入する
- ドロップされた画像をリストの最後に追加する
から動作を選択できるようになっている。画像の表示形式は、横幅合わせ、高さ合わせ、全体表示、1対1表示(原寸表示)に切り替えることが可能で、拡大・縮小や回転も自由に行える。画像全体がビューアエリア内に収まらない場合は、パンウィンドウで表示部分をスクロールさせることができる。サムネイルウィンドウでリストのサムネイルを表示したり、メイン画面にリストの画像をタイル表示したりといったことも可能。画像の切り替えは、リストの先頭、直前、直後やリスト最終にジャンプできるほか、「×番目の画像」と指定してジャンプすることもできる。スライドショウ機能では、ページ送りの方向(前方/後方)や間隔(10ms〜5s)、オートリバースの有効/無効を指定できるようになっている。
マウスゼスチャ機能を有効にすると、ページ送りや画像の拡大・縮小、回転といた操作をマウスのみで行えるようになる。例えば、画像を右に90度回転させるには、右クリックをしたまま、マウスで時計回りの円を描いたのち、右クリックを放せばよい。さらに、頻繁に使用する機能をキーボードショートカットとして登録しておくこともできる。
簡易的な画像の加工・編集機能も備えている。矩形や範囲指定で切り抜きを行えるほか、ペンや楕円、角丸矩形、直線、曲線、塗りつぶしなどのツールも用意されている。エアブラシによる描画やテキストの入力も可能だ。スタンプ機能もあり、同梱されたデザインのもののほか、任意の画像をスタンプとして利用することもできる。
そのほかにも、
- ブックマークを設定した画像の指定フォルダへのコピーや削除、パスの出力
- ファイルの連番付きリネーム
- 画像の指定範囲印刷
などの機能がある。