デスクトップに表示された壁紙をランチャにできるユニークなアイデアのソフト。壁紙のイラストや写真とプログラムとを関連付けできる。「Stelth」は、デスクトップの壁紙をダブルクリックすることで登録アイテムを開けるようにするプログラムランチャ。Webサイトのクリッカブルマップのように、他の人間からは(ショートカットも何もない)ただの壁紙にしか見えない部分をダブルクリックすることで、アイテムを呼び出せるようになる。ショートカットアイコンを使いたくない“壁紙重視派”の人には特にお勧めできる。
1枚の壁紙に登録できるアイテムは最大30個(試用期間中は3個まで)。壁紙の四隅や端、特定の模様の部分など、覚えやすい場所はもちろん、知らなければ絶対に誰もダブルクリックしようと思わないような部分にアイテムを関連付けることが可能。壁紙全体を思い通りに利用できる。
利用するにはまず、使用したい壁紙をデスクトップに表示した状態で「Stelth」を起動し、タスクトレイアイコンから設定画面を呼び出す。設定画面には壁紙全体が縮小表示され(初期状態の表示倍率は0.75倍。0.5倍や1.0倍に変更することも可能)、画面上部にはアイテムを登録するための入力ボックスが表示される。
アイテムを登録するには、エクスプローラやスタートメニューなどから、対象としたいアイコンを入力ボックスにドラッグ&ドロップすればよい。入力ボックスのダブルクリックで表示されるファイル選択ダイアログから設定することもできる。次に、壁紙の縮小画像を左クリックして、登録したアイテムを呼び出すエリアを設定する(アクティブな入力ボックスの登録エリアとして設定された場所は半透明の赤で、また非アクティブな入力ボックスの登録エリアとして設定されている場所は半透明の白で表示される)。
登録エリア1個のサイズは、壁紙のサイズに対して横1/100、縦1/75と小さく、壁紙上の特定の文字の線をなぞったり、輪郭線の上だけをなぞったりといったことも自由。1個のアイテムに対応する登録エリアの数に制限はなく、呼び出しやすいようエリアを広く設定することができる。登録エリア同士が接している必要はなく、飛び飛びにエリアを設定することも可能だ。
設定は壁紙ごとに保存され、複数の壁紙を切り替えながら使用できる。