二つのファイルを引き渡して、あらかじめ登録しておいたアプリケーションを起動させるための補助ソフト。「PairSender」は、登録したアプリケーションに二つのファイルを送って起動させることができるソフト。対象となる2ファイル(フォルダ)が異なるフォルダ(ドライブ)にある場合、同時に引き渡した状態でアプリケーションを起動させることはできないが、「PairSender」を介せばできるようになる。テキストファイル比較ソフトなどを登録して利用するのに最適。「世代の異なるファイルが含まれる新旧2フォルダ内のファイルを連続して比較する」といったことも可能。クリップボードの内容をテキストファイルに保存して、アプリケーションに引き渡すことも可能だ。
アプリケーションの登録は、実行ファイルを「PairSender」のオプション設定画面にドラッグ&ドロップするだけでよい。アプリケーションは最大9個までを登録することが可能。実行プログラムのパスを編集してパラメータを追加することもでき、パラメータ付きのファイルパスを引き渡してアプリケーションを起動させることができる。
引き渡すファイル/フォルダの指定は、「PairSender」を起動して「ファイルパス1」「ファイルパス2」それぞれにファイル/フォルダのアイコンをドラッグ&ドロップしたり、「参照」ボタンで開かれるダイアログを使ったりすることで行える。「『送る』メニューへ登録」を設定しておけば、エクスプローラなどで選択したファイル/フォルダを引き渡した状態で「PairSender」を起動させることも可能。ファイル/フォルダの指定後、登録したアプリケーションのボタンをクリックすれば、すぐさまアプリケーションが起動する。
そのほか、特定の登録アプリケーションを毎回ボタンを押さずに起動できる「繰返しモード」や、ファイルパス1とファイルパス2をワンタッチで入れ替える機能なども用意されている。