更新ファイルだけのバックアップやコピー元/コピー先の内容を同期させるミラーリングなどが可能なバックアップソフト。ガイドのメッセージを見ながら使い方を学べる操作練習モードが用意されている。「ALLBack」は、簡単な設定でファイル/フォルダ単位でのバックアップを行えるソフト。「From(コピー元)」「To(コピー先)」の二つを指定することで、対象アイテムがコピーされる。From/Toの設定はバックアップパターンとして保存しておくことが可能で、最大15パターンを切り替えて使うことができる。一つのバックアップパターンには、From/Toの設定を50件まで登録できる。
バックアップパターンの登録が終わったら「調査」を実行する。追加されたファイルや更新されたファイルがチェックされる。対象ファイルの確認後に、ユーザが「実行」をクリックするとバックアップが実行される仕組み。メイン画面にはパターンに登録されたFrom/To設定の一覧が表示される。必要に応じてチェックボックスをON/OFFすることで、実行対象を選択できるようになっている。バックアップ対象にもチェックボックスがあり、OFFにすることで対象から除外できる。
設定では、あらかじめ対象から除外するフォルダ/ファイルを指定することも可能。除外対象はワイルドカードを使って指定することができる。そのほかにも、
- コピー元/コピー先の内容が同じになるようにするミラーリング
- ミラーリング時に不要なファイルを削除する場合の指定(完全削除/ごみ箱に送る)
- コピー先ファイルが新しかった場合の動作(上書きする/コピーしない)
- ログの出力方法(概要/詳細/超詳細/なし)
などを設定することが可能だ。バックアップファイルの復元は、(専用のコマンドは持たない代わりに)バックアップ元とバックアップ先をワンタッチで入れ替えて実行できるようになっている。