よく使うアプリケーションや「最近使ったファイル」などをすばやく開けるポップアップメニュー型ランチャ。最近使ったファイルは、アプリケーションごとにサブフォルダを自動作成し、整理してくれる。「整理王.NET」は、アプリケーションやファイルなどのアイテムをメニューからすばやく呼び出せるメニュー型ランチャ。「小窓」と呼ばれるアイコンを右クリックしてメニューを呼び出す。タスクトレイに常駐し、トレイアイコンの右クリックでも同様に操作できる。
メニューには「デスクトップ(Windows Vistaの場合はDesktop)」「マイドキュメント(同Documents)」「お気に入り」「マイショートカット」「最近使ったファイル」の五つのサブメニューがあらかじめ登録されている。マイショートカット以外には、それぞれデスクトップのアイコンやマイドキュメント内のファイル、Internet Explorerのお気に入りなどが登録されており、すぐにランチャとして使うことができる。
ユーザが任意のアイテムを登録する場合は「マイショートカット」を使う。マイショートカットの下には、さらに「よく使うアプリケーション」「よく使うファイル」の二つのサブメニューが用意され、これらを利用できるほか、ユーザが自由にフォルダを作って整理することも可能。サブメニューを追加するには、「整理王.NET」のインストールフォルダにある「マイ ショートカット」フォルダ内に、フォルダを作成すればよい。
大きな特徴が「最近使ったファイル」を、アプリケーションごとに分類してくれる機能。単に、最近使ったファイルの一覧を表示するのではなく、アプリケーションごとにサブフォルダを作り、その中にファイルを登録してくれるため、目的のファイルをスムーズに探し出すことができる。もちろんサブフォルダは自動で作成されるので、ユーザがいちいち登録する必要はない。
設定により、「最近使ったファイル」以外のメニューアイテムを非表示にすることも可能。また「最近使ったファイル」内のアイテム名に更新日を付けて表示させることもできる。そのほか、最近使ったファイルへの登録から除外するファイルタイプを拡張子で指定したり、Windowsのスタートメニュー内の「最近使ったファイル」にアイテムを残すかどうかを選んだりすることも可能だ(初期状態ではスタートメニューのアイテムを「整理王.NET」の「最近使ったファイル」に移動する)。
ポップアップメニューを開くための小窓は、表示/非表示の切り替えや透明度の指定、最前面表示の設定などを行える。