コピー元/コピー先のフォルダを指定するだけで実行できる、手軽なバックアップソフト。「お気軽ファイルバックアップ」は、コピー元とコピー先の二つのフォルダを指定するだけで利用できるバックアップソフト。フォルダ以外の指定をしなくても、コピー元のサブフォルダ内のファイルまで含めてコピーしてくれる。日付やサブフォルダ、拡張子などを一時的に設定し、バックアップ対象を絞り込むことも可能だ。
コンパクトなメイン画面には、コピー元/コピー先それぞれのフォルダのパスを表示するテキストボックスがある。コピー元/コピー先は、テキストボックスに対象フォルダをドラッグ&ドロップするだけで設定される仕組み。コピー元/コピー先のセットにタイトルを付けて登録しておけば、ドロップダウンリストから選択して設定を切り替えられるようになる(バックアップ自体は、コピー元/コピー先のセットを登録しなくても実行できる)。
バックアップの実行前には確認のダイアログが表示され、コピーが終了すると、条件に一致するファイルの数や実際にコピーされたファイルの数が表示される。コピーの実行後にはReport機能が使えるようになる。Reportでは、バックアップされたファイルのリストをクリップボードにコピーできる。
設定画面は「共通設定」「一時的設定」の二つが用意されている。「共通設定」では、設定の自動保存を指定できるほか、コピー元/コピー先のタイムスタンプをチェックし。日付の新しいもののみコピーする「ファイルコピー時の日付チェック」を指定できる。
「一時的設定」では、バックアップ対象の日付および時刻の範囲を設定したり、対象となるサブフォルダや拡張子を指定したりできる。一時的設定は名前を付けて保存することが可能で、保存後はドロップダウンリストから選択するだけで設定を選択できるようになる。
(リストア機能は特に用意されていないが)メイン画面の「コピー先」という項目名をクリックするとコピー元/コピー先のフォルダが入れ替わる。そのままバックアップを実行すれば、逆方向へのコピーを簡単に行える。
【編集部から】 Ver.1.0.4では、「一時的設定」で「サブフォルダにあるファイルも対象とする」をチェックしないと、正しくファイルコピーが行われない。また、フォルダの存在しない空のサブフォルダはコピーされない(作者によれば、次バージョンで修正予定とのこと)。