FileMakerで作成された、使いやすい住所録ソフト。郵便番号からの住所の自動入力など、できるだけ簡単にデータ入力を行えるよう配慮されていることが特徴。「AddressPortal」は、住所や誕生日、メールアドレスはもちろん、所属/勤務先の電話番号/FAX番号、メモなどをまとめて管理できる住所録ソフト。登録した住所情報から、Webで地図を参照したり、天気情報を情報を参照したりといったことも可能。住所録ソフトに必要とされる項目をひと通り網羅しながら、インタフェースはシンプルで、はじめてでも使いやすい。
メイン画面は、大きく左右に二分割された構成。左側には登録済みレコード(氏名)一覧が、また右側には選択レコードのデータが表示される。データの入力・編集は、画面右側の各項目に対して直接行える。
画面右側にはさらにタブボタンが設けられ、データの内容によって切り替えて利用できるようになっている。タブは、氏名や自宅住所などの個人の基本的な情報を登録する「基本」、勤務・所属先情報を中心とした「基本2」、メモのほかに家族情報などを登録できる「メモ」など。そのほかにも、レコードをリスト形式で一覧できる「リスト」、検索専用の「検索」など、計8枚のタブボタンが用意されている。
大きな特徴が、データ入力を支援する機能が充実していること。例えば、日本郵政公社のゆうびんホームページからダウンロードできる郵便番号データを利用して、郵便番号から住所を自動入力できる。住所の一部から、郵便番号と残りの住所を入力させることも可能だ。そのほかにも、勤務・所属先が同じ複数の個人を登録する際、あらかじめ登録しておいた所属データを呼び出して登録できる「所属データの自動入力」機能、登録済みの自宅住所/所属住所などをワンタッチで入れ替えられる機能などがある。
そのほかにも、インターネット上の地図検索/天気情報サービスサイトを利用して、登録住所の地図/天気を参照できる機能、見やすいように電話番号を拡大表示する機能など、さまざまな機能が盛り込まれている。もちろんクリッカブルURL/メールアドレスなどに対応し、ワンクリックでWebブラウザ/メールソフトを開き、当該URLなどを参照できるようになっている。
使用するアイコンやボタンなどは、ユーザの好みでカスタマイズすることが可能。印刷機能や、登録データのインポート/エクスポート機能も充実している。