画像ファイル、動画ファイルを連続で表示・再生できるソフト。常時起動しておいても邪魔にならない工夫が施されているのが特徴。「勝手にビューア」は、多彩な形式の画像・動画ファイルを、スライドショウのように一定間隔で順番で表示・再生するビューアソフト。標準で対応する形式は、BMP/ICO/WMF/EMV/JPEGなどの静止画像、AVI/MPEG/ASF/WMV/RAといったWindows Media PlayerまたはRealPlayerで再生可能な動画だ。Susie Plug-inに対応しているため、必要なプラグインを用意すれば、ほとんどの静止画像を表示することが可能だ。
表示(再生)したいファイルは、あらかじめ「画像リスト」に登録しておく。登録はファイル単位、フォルダ単位で行うことが可能で、リスト画面へのドラッグ&ドロップなどで簡単に登録することができる。さらに、画像(動画)ファイルのフルパスを改行で区切って記述したテキストを作成し、これを「ファイルリスト」として登録することも可能だ。
登録した画像は、例えば10秒間隔などの一定の間隔で1枚ずつ順番に表示していく。動画の場合は、この間隔を無視して「最後まで再生する」「最後まで再生したら次のファイルに切り替わる」といった指定も可能だ。表示順序はリストに登録された順番のほか、ファイル名順や乱数によるランダムな順番を選択することもできる。ループ指定により、すべての画像の表示後に、再度はじめから表示を行うこともできる。また、途中で中断する場合、どこまで表示したかをファイルに記録する「しおり」機能があり、あとで続きから楽しむのも簡単だ。
「勝手にビューア」では、「他の作業をしながら画像を順に閲覧していく」のが基本的な使い方となるだろうが、マウスカーソルがビューアウィンドウにかかったときに、自動的にウィンドウを消去することができるなど、閲覧時に他の作業の邪魔をしない工夫が随所に施されている。画像の表示方法は多数のオプションから選択・指定することが可能で、例えば、「常に元の画像サイズで表示する」「一定の指定倍率で表示する」「あらかじめウィンドウの縦・横サイズを指定しておき、これを超える場合にはウィンドウサイズに収まるように自動的に縮小表示する」といった設定ができる。さらに、ウィンドウのサイズを「画像のサイズに合わせて変化させる」「一定のサイズに固定させる」から選択できるほか、ウィンドウの位置を固定することもできる。そして、これらの設定は保存しておき、ドロップダウンリストからいつでも切り替えることができる。
そのほかにも、ホットキーを設定すれば、早送り/逆送り/隠す/ポーズなど、さまざまな操作をすばやく行うことができるようになる。BGMファイルを指定することで、画像表示時にBGMを演奏することも可能だ。