ベクターソフトニュース - 2000.05.20 |
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MEIMI fr04 Ver.1.3.2
80種類を超える特殊効果が用意された動画再生ソフト ■Windows 2000/98/95/NT ■フリーソフト |
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用意されているエフェクトは「4面タイル」「9面タイル」「WATER WAVE」「3Dスクロール」「水平スライド」「垂直スライド」「特殊遅延」など、全部で84種類。簡単な設定で、画面一杯に並べて再生したり、回転させたり、ノイズを加えてみたりといったエフェクトをかけて動画を再生できる。エフェクトの種類は、作者のホームページ などからPlug-in(追加エフェクト)を入手すれば、さらに増やすことが可能だ。 実際に使用するエフェクトは、動画再生中にエフェクトオプションウィンドウを操作することでリアルタイムに変更できる。1/10秒単位でタイミングを指定して、順次もしくはランダムにエフェクトが切り替わるように設定することも可能。いろいろと試しているうちに自分好みのエフェクトがわかってきたら、エフェクトリストを使って余分なエフェクトが使用されないように外してしまうこともできる。 再生する動画ファイルの指定方法は2種類ある。ひとつは、ファイルをメインウィンドウなどにドラッグ&ドロップして、そのファイルだけを再生する方法。もうひとつは、再生したいファイルを複数、ファイルリストに登録する方法だ。このファイルリストは保存することができ、登録したファイルは、登録順や名前順での再生、シャッフル再生などが可能になる。 エフェクト以外の特殊再生機能としては、好みのシーンを指定して繰り返し再生できるABリピート機能が用意されている。また、動画の再生速度を0.2倍から2.0倍の間で自由に変化させることも可能だ。 再生時の画面モードとしてフルスクリーン、ウィンドウモード、壁紙モードの3種類がある。壁紙モードはIE 4の機能を利用してアクティブデスクトップに表示する方法と、透過色を指定してその色の部分だけに表示する方法から選ぶことができる。ウィンドウモードでは、ウィンドウ自体のサイズのほかに、そのウィンドウの仮想的な解像度を指定することもでき、これによって小さなウィンドウでも縮小された映像で、広い画面を必要とするさまざまなエフェクトを楽しむことが可能になる。 そのほかにも、スクリーンセーバとして起動するモードが用意されている。 ●
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MEIMIのスゴさは、実際に試してもらう以外に説明のしようがない──と言ってしまっては実も蓋もないのだが、とにかくメチャクチャおもしろい。MEIMIを使って自分の気に入った映像の動画ファイルを再生してしまうと、あとはもう、ただひたすらにサルになってしまう──そういうソフトだ。
いままでに何度も見たことのある映像が、エフェクトをかけることでこんなにも新鮮な楽しみ方ができるとは思わなかった。特にバックに音楽の入った映像で試してみると効果は絶大。エフェクトだけでなく、画面モードを変えてみると、これがまたハマル。個人的には壁紙モードが非常に気に入った。 使用するウィンドウの数が多いこと、操作体系が一般的なWindowsソフトと若干異なる部分があるなどで、最初はとまどう人がいるかもしれない。しかし、使い慣れるとこれが実に使いやすい。また、何といってもすべての変更結果がリアルタイムで他のウィンドウに反映されるので気持ちがいい。 MEIMIに関しては問答は無用、いますぐにダウンロードして試してもらいたい。 (秋山 俊)
《スクリーンショット》 色彩をなくし、画像を拡大した「線ハーフトーン」はサスペンスものによく似合う 《スクリーンショット》 すりガラスを通したような画像を作る「拡散」 《スクリーンショット》 正方形にマスクした画像を並べて回転する「Mask Animation + Rotate」 《スクリーンショット》 縮小された画像が大きくなりながら次から次へとせまってくる「とびだせ大作戦」 《スクリーンショット》 エフェクトリスト。好みのエフェクトを自由に選択できる 《スクリーンショット》 画面モードは3種類。ウィンドウモードでは仮想解像度を指定することも可能 【作 者】 S.E.E.R.A さん 【作者のホームページ】 http://www.pccc.noda.sut.ac.jp/meimi/ 【動作に必要なソフト】 DirectX、DirectX Media 【補 足】 追加エフェクトはVectorサイトからもダウンロードできる。こちら から。 |
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